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きょうの舞台裏

京都の出版社 京都通信社のスタッフブログです。本の制作から出版までの道のりを同時進行で配信しています。
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10月8、9日〈『小堀遠州』色校正返却〉
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    田畑みなお氏と北岡慎也の両氏の写真を使用し、フィルムも4×5インチ、6×7僉35弌▲妊献メのデータとさまざま。トーンをそろえるのは、なかなか。とくにデジカメのデータは、初校では「なんだコレ」の世界。血の気が引くというか、不安で奈落の底に沈みました。考えてみればというか、正直にいえば、スタッフのだれも、4色の写真表現の現場経験がない。前回の『植治 七代目小川治兵衞』は、すべて田畑みなお氏の4×5のフィルム。写真のとおりに色が乗っていれば問題がないというもの。今回は、そうはいかない。とにかく、逃げ場のない状態でフィルムと校正紙に向かうしかない。なかでも樹木の緑は難しく思うが、小堀遠州の庭は樹木の緑が命ではない。やはり岩と石。これにどう表情をつけるか。存在感をどうみせるか。けっきょく、デジカメのデータは三度の校正紙をだしてもらうことになる。
    返却を終えたのは、印刷機を確保している前夜の午後8時。製版をお願いしている豊和写真製版株式会社の北村さんをずいぶん待たしてヤキモキさせてしまった。といっても、いつものこと。受け取った北村さんは、それから会社に戻って修正して刷版を焼くことになる。それを印刷を担当していただいているサンテック印刷に朝9時までに持ち込む。いつもながら、下手な段取りというか、自信をもってゴー・サインがだせない。しかも、それで返却できたのは半分。残りの半分は、続けてやるしかない。翌日朝9時からは印刷会社で刷り上がりの現物をチェックしないといけないというのに。
    色校正だけでなく文字校正も、ずいぶん手間がかかった。レイアウト・チェックも甘かったし、用字用語の統一、漢字・ひらかなの統一も不充分。文字の間隔がばらついていたり、ページによって行の間隔にもバラツキがあったりする。写真の上に乗せたキャプションが、現物ではまったく読めなかったりする。あまりにも情けないミスを連発していることに気づかされる。これまでの自分は、いったいなにをしていたんだと、ほんとうに落ち込む。かといって、そこで気力を失っては、いよいよつまらないことになる。自らムチ打って、自らを恥知らずな行動に追い込むしかない。ミスを隠すことなく、平然と修正指示を出しすしかないのである。
    言い訳をするとしたら、初校、再校、三校と文字を読んでいても、どうしても情報の質、文章の質を向上させることに意識がむいてしまうから、こういう事態を招くのである。原稿を書き、構成し、文字を組むというすべての段階を内部でやることのデメリットは、そこにある。本としての質をあげようとすればするほど、自ら落とし穴をつくることになる。
    最後は、どこかで諦めるしかない。最後まで、納得する境地には至らない。夜中、諦めて逃げ帰ることにする。

    | スタッフ日記 | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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