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きょうの舞台裏

京都の出版社 京都通信社のスタッフブログです。本の制作から出版までの道のりを同時進行で配信しています。
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10月9、10日〈小堀遠州印刷〉
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    朝8時中京の自宅から、自転車に乗ってサンテック印刷に出かける。背中のリュックには、返却が遅れた校正紙とデータがはいっている。堀川通を下がり、五条通を右折して西に進みながら信号が変わるたびに南へ南へと下がる。豊和製版は、西大路八条よりもまだ西。そこで校正紙を返却して、再び西へ。桂川を渡ると桂離宮。そこを左折して桂川にそって土手を南下する。10月の桂川とその河川敷は小鳥が飛び交いなんとも爽やかではあるが、どこか不安もあって気分は重い。
    9時にサンテック印刷到着。エマニュエルくんはすでに待ち構えてくれている。2台の印刷機のうち、1台は4色機、1台は5色機。それが平行しておかれている。その端に校正室がある。防音装置をほどこした木目調のおしゃれな空間。冷蔵庫にポットもあって、お茶、コーヒーも自由にいただける。トイレは、近づくと蓋が自動的に開いて、終わると勝手に閉じてくれる。
    そんなことはともかく、印刷機に3人ほどが取り付き、4枚の刷版を巻き付ける。赤版、黄版、藍版、そして墨版である。色の三原色とはいうが、墨は単独で使うほうが効率がよい。刷り出しをはじめながら、色の調整をはかる。まずまずの色が出たところで、1枚を見本として校正室に運んできてくれる。この〈京の庭の巨匠たち〉のシリーズは、A11枚の片面に12ページぶんが刷られて出てくる。同じ1枚でも、場所によって濃淡の違いがあるし、部分的に赤のインクが強く乗った箇所もある。ぼくらの好みは、インクをたっぷりと乗せて濃度を上げた強い紙面。さわやかな美しさというよりも、重く印象の強い刷り上がり。現実の色を超えても、存在感を強調したい石もある。オペレーターは、それを数値化するかたちで、バランスをとっていく。その繰り返しを3度ばかり行なうと、見違えるばかりに表情の違った写真があらわれる。赤版を強くしたり、黄版を少し強くしたりするだけでも違った絵になる。こちら希望を聞きながら色を出すその技術には感動を覚える。こちらの好みを理解すると、最初から好みの刷り出しを出してくるようになる。たいしたものだ。
    5000部の片面は、ゴーサインが出ると1時間もかからずに刷り上がる。それを終えると、次の片面。4時くらいには、半分が刷り上がる。それを1日寝かせて乾燥させ、翌日はその裏面を刷り込むことになる。帰りのペダルは、上りにもかかわらずずいぶんと軽い。

    | スタッフ日記 | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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